アパレル業界に就職するなら、知っておきたいこと。しておくべき就活準備7つも紹介。

アパレル業界への就職を目指すのであれば、そもそもアパレル業界がどんな業界なのかを知っておくことが大切。
そもそもアパレル業界とは?
どんな業種・職種があるんだろう?
アパレルに就職するための準備は、何をすれば良い?
という方に向けて、この記事では「アパレル業界の概要」「アパレル業界の職種」「アパレル業界の就活準備7つ」などアパレルの就活でまず知っておきたいことを解説していきます。
目次
アパレル業界についての基礎知識
アパレル業界とは
アパレル業界とは、紳士服、婦人服、子供服などの衣類、インナーウェア、靴、鞄などの製造、流通、販売を行う産業全般を指します。
この業界は、私たちの生活に欠かせないものを取り扱っており、BtoC企業が多いため、多くの人々に身近に感じられる業界となっています。
- BtoC: “Business to Customer”の略で、企業と一般消費者との取引を指します。例えば、多くのアパレルショップや飲食店、飲料メーカーなどはBtoC企業です。
- BtoB: “Business to Business”の略で、企業同士の取引を指します。例えば、企業へ戦略などに関するアドバイスを提供するコンサルタントファームはBtoB企業になります。
アパレル業界は、トレンドを発信し最先端のファッションを扱うことから、おしゃれで華やかなイメージも。
そのためファッションに関心のある学生や、おしゃれが好きな学生から特に人気が高い業界です。

アパレル業界の主要課題
アパレル業界には、その華やかなイメージだけではなく、課題も存在します。
アパレル業界の主要課題
- ファストファッションの大量生産・大量消費による大量廃棄
- 製造過程での環境負荷
業界の動向や消費者の志向が変わることで、業界全体が影響を受けることも少なくありません。そのため、アパレル業界を目指す学生や求職者は、業界の最新動向や課題をしっかりと理解しておく必要があります。
環境意識の高まりもあり、中古・リユースなど二次流通の市場規模は年々拡大傾向にあります。
アパレル業界に存在する業種
また、アパレル業界には多岐にわたる業種が存在します。
アパレル業界の主な業種
- メーカー:製造会社。
- SPA企業:企画から製造、販売までを自社に統合して活動を行う企業のこと。
- D2C企業:D2Cとは”Direct to Consumer”の略で、「製造者がダイレクトに消費者と取り引きをする企業」を指します。
- 繊維メーカー:布を形作る繊維を開発・生産するメーカー。
- 繊維商社:繊維の扱いに長けている専門商社。
- 小売店:小売りとは、商品を仕入れ消費者へ販売する事業のこと。
- アパレル物流:アパレルに長けた物流企業。
それぞれの業種には、独自の特徴や魅力があります。
例えば、大手アパレルメーカーでは、安定した経営基盤やブランド力を持つ一方で、新しいブランドやビジネスモデルを取り入れるD2C企業では、柔軟な経営や独自のマーケティング戦略を持っています。
アパレル業界の職種

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アパレル業界には多岐にわたる職種が存在します。
アパレル業界の主な職種
- 販売員:店頭に立ち、お客様を接客し望みを叶える職種。
- バイヤー:店舗で販売する商品の仕入れ・買い付けを行う職種。
- デザイナー:アパレル企業では、主にアパレル商品のデザインを行う職種を指します。
- マーチャンダイザー(MD):企画・開発・商品構成の決定・販売の計画立案など、「ファッション商品の総合プロデューサー」とも称されるポジション。
- 商品企画・開発:販売を行うための商品を企画、開発する職種。
- 広報担当:企業の認知を増やし、対外的な価値を上げるために、多様な活動を行う職種。
それぞれの職種には、求められるスキルや資質が異なります。
例えば、販売員にはコミュニケーションスキルや顧客の望みを汲み取る洞察力が必要な一方、マーチャンダイザーは数値分析能力や市場の動向を読む力が必要です。
自分の得意分野や興味をもとに、適切な職種を選ぶことが大切です。
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アパレル業界の就活準備7つ

就活を始める前に、何か準備しておいた方が良いのかな…?でも何から始めれば良いんだろう…。
という方のために、アパレル業界への就職を目指す方が準備しておくべきことを7つ紹介します。
アパレル業界の4つの就活準備
- キャリアビジョンを明確にする
- キャリアプランを立てる
- 求人情報を把握する
- 一般的な就活対策を行う
- 業界のリサーチを行う
- インターンに参加する
- 企業のイベント・説明会に参加する
1. キャリアビジョンを明確にする
アパレル業界に就職するためには、業界の基本的な知識を持つことはもちろん、自分自身のキャリアビジョンや目指す職種についても明確にしておくことが大切。
例えば、デザイナーやマーチャンダイザー、商品開発など、アパレル業界にはさまざまな職種が存在します。これらの職種ごとに求められるスキルや資質は異なるため、自分に合った職種を見つけることが成功の鍵となります。
2. キャリアプランを立てる
業界にかかわらず、入社初年度から将来的な目標までのキャリアプランを明確にすることが大切です。
例えば、最初は販売員としてスタートし、その後、店舗マネージャーやバイヤー、さらには経営層を目指すというようなキャリアプランを描くことができます。また、アパレル業界は海外展開を進める企業も多いため、国際的なキャリアを目指すことも可能です。
3. 求人情報を把握する
「自分に合った企業に就職する」ためには何よりも求人情報を把握しておくことが大切。しかし、多くの人が疎かにしがちなポイントでもあります。
「とりあえず皆が知っている / 自分が今知っている企業へ応募」はリスキー。まずはしっかりリサーチしてみると、思わぬ理想的な企業・ブランドに出会えるかもしれませんよ。
アパレル業界の求人情報は、一般的な求人サイトだけでなく、業界専門の求人サイトやファッション関連の雑誌、展示会などでも見ることができます。
また、企業の公式サイトを訪れて、採用情報をチェックすることも忘れずに行いましょう。アパレル業界は企業ごとの個性が強いため、自分の希望や価値観に合った企業を見つけることが大切。
4. 一般的な就活対策を行う

アパレル業界の面接では、志望動機や自己PRはもちろんのこと、ファッションに関する知識や業界の動向についての質問も多くなります。
特に、自分が好きなブランドやトレンド、業界の課題などについての意見や考えをしっかりと伝えることが求められます。
面接前には、自分の強みや経験を活かして、どのようにアパレル業界で活躍できるか、そもそもなぜアパレル業界なのかをしっかり言語化しておくと良いでしょう。
5. 業界のリサーチを行う
業界に限らず、就活では業界のリサーチが大切。
「面接のときに業界に関する情報を聞かれるから」というのももちろんですが、そもそも業界について詳しく知っておくとキャリア選びがより良いものになるから。
就職は大切な人生の節目。より良い選択をするためにも、しっかりリサーチしておきましょう!
6. インターンに参加する
気になる企業が見つかったら、インターンに参加してみましょう。
なによりも中に一旦入ってみることで、インターネットでは分からない情報が分かります。
加えて、就活の際の情報収集や、直接的な求人の紹介などのチャンスが増える可能性も。
インターンには一日や数日間だけの「短期インターン」から、数カ月にわたる「長期インターン」などがあります。
いきなり長期インターンに参加するのがハードルが高く感じる方は、まずは短期インターンに参加してみて様子を見るのもオススメです。
7. 企業のイベント・説明会に参加する
いきなりインターンに参加するのはハードルが高い…
という方は、ちょっとしたイベントや説明会に参加してみましょう。
近年ではオンラインでの開催も多く、参加のハードルが下がり遠方の企業のイベントにも参加しやすくなりました。
いくつかの企業では、企業の人事担当に就活の相談ができる「就活相談会」などのイベントも開催されています。何か悩みがある方は、そういったイベントに参加してみるのもオススメです。