アパレル販売員に必要なスキル7つ。基本スキル・発展スキルに分けて紹介。

アパレル業界で成功するためには、特定のスキルセットが必要不可欠。
販売員にはどんなスキルが必要なんだろう?
コミュニケーション能力が大切なのは分かるけど、他にはどんなスキルが必要?
やっぱり、ファッション知識がものすごく豊富じゃないと厳しいのかな。
という方に向けて、今回は「アパレル販売員に必要なスキル」を紹介。
前半では「まず身に着けたい基本スキル」に触れ、後半では「さらに成功するための発展スキル」を詳しく解説していきます。
目次
アパレル販売員の基本スキル3つ
まずは、アパレル販売員として「まずは身に着けたい基本スキル」を紹介。
ここでは、以下の3つに絞って解説していきます。
アパレル販売員の基本スキル3つ
- コミュニケーションスキル
- ファッションセンス・商品知識
- 販売技術
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基本スキル1. コミュニケーションスキル

アパレル販売員の基本となるスキルは、何と言ってもコミュニケーション能力。
お客様との効果的なコミュニケーションは、信頼関係の構築、ニーズの理解、適切な商品の提案に直結します。
例えば、お客様に「お世話になっている人にプレゼントするための服が欲しい」と尋ねられたとしましょう。
そういったシーンでは、「お相手の年齢や体型」「ファッションの好み」「プレゼントする時期」「予算」などお客様のニーズを推察した上で、そのニーズに合致するアイテムを提案しなければなりません。
お客様が何を望んでいるのかを会話を重ねていくためのコミュニケーション能力が必要になります。
基本スキル2. ファッションセンス・商品知識

次に重要なのは、ファッションセンスと商品知識です。流行のファッションを把握し、店舗で扱っている商品の特徴や素材感、サイズ展開などを熟知していることが求められます。
これらの知識は、顧客が求めるスタイルを提案する上で不可欠。
なぜなら、いかに会話を重ねてお客様のニーズを察知できたとしても、豊富な商品知識が無ければ満足いただけるご提案を行うことは難しいからです。
お客様を接客していると「このアイテムはいつのシーズンのもの?」と聞かれることもしばしば。商品知識が豊富なスタッフであれば、そのようなご質問にも即答できます。
でも、知識は徐々につければ大丈夫。必要なのはやる気です。
就活生の方の中には、
自分のファッション知識で、販売員としてちゃんとやっていけるか不安…。
という方も多くいらっしゃいます。
知識は徐々に身に着けていけば大丈夫。まず大事なのは「販売員として働きたい」「大好きな服に関わりたい」という気持ちです。
未来ガ驚喜研究所では、入社する社員に対して、ファッションに関する知識を身に着ける研修を実施。やる気があるあなたを、全力でサポートします。
基本スキル3. 販売技術
もちろん、販売技術も重要。
例えばクロスセリングという手法が存在します。
クロスセリングは、購入予定の商品と相性の良い別の商品を提案する技術。
ドレスを購入するお客様には、それに合うアクセサリーやバッグを提案することで、お客様の満足度を高めつつ、店舗の売上も向上させることができます。
しかし、売り上げ向上に最も大切なのは「お客様に120点の体験をしていただく」というホスピタリティー。
なぜなら、売り上げの向上は何よりお客様の満足の先にあるものだからです。
販売スキルは重要ですが、事前に特別な経験をしておく必要はありません。
入社後の研修やサポートにより身に着けていくもの。学生のうちから無理に身に着けておく必要はありません。
アパレル販売員の基本スキル3つ
- コミュニケーションスキル
- ファッションセンス・商品知識
- 販売技術
これら3つはアパレル販売員として基本のスキルであり、お客様に忘れられないショッピング体験を提供するためには欠かせません。
ここからは、販売員として必要なスキルをさらに深堀りし、具体的な事例や対策を紹介していきます。
アパレル販売員に必要な発展スキル4つ
アパレル販売員として基本的なスキルを身につけた後、さらにキャリアを発展させるためには、応用レベルのスキルが求められます。
ここでは、以下の4つのスキルに焦点を当ててみましょう。
アパレル販売員に必要な発展スキル4つ
- パーソナライズスキル
- 問題解決能力
- マネジメント能力
- クリエイティビティ
応用スキル1. パーソナライズスキル
さらに優れたアパレル販売員になるために大切なのは接客のパーソナライズ。
パーソナライズ(personalize):お客様一人ひとりの興味や趣味嗜好に合わせて、最適な情報・サービスなどを提供すること。
お客様一人ひとりのファッションの好みや過去にご購入いただいたアイテム、さらにはどのような服をお持ちなのかも理解し、ホスピタリティを追求した上でお客様一人ひとりに合わせた体験を提供することが重要です。
セレクトショップ「RINKAN」では、ホスピタリティの一環としてお客様のお祝い事の際にプレゼントをお送りすることも。
このように、「ホスピタリティ」は単に「優れたショッピング体験」だけを意味するわけではありません。
応用スキル2. 問題解決能力

アパレル販売員としてさらなる成果を上げるには、問題解決能力のようなビジネススキルも大切です。
問題解決能力はシーンによって非常に広い意味を持つため、ここでは「店舗運営の課題解決スキル」「データ分析スキル」を例に取り上げます。
店舗運営の課題解決スキル
店舗運営における様々な課題(在庫過多、売上不足、顧客流失など)に対して、問題を分析し、具体的な解決策を考える能力。
表面上の問題を解決するだけではなく、問題の根本原因を特定し、効果的な対策を立案・実行することが大切です。
データ分析
データ分析とは、店舗の戦略や商品展開に反映させるため、売上データや顧客動向などの数値データから意味のある示唆を見出す能力。定義にもよりますが、データ分析スキルも問題解決能力に含まれます。
勘や経験に頼った意思決定だけでは主観的で偏った判断になってしまうことが多いですが、データを参照することでより客観的な意思決定を行うことが出来るようになります。
データ分析能力は、特に店長などに強く求められるスキル。RINKANを運営する未来ガ驚喜研究所でも、責任ある立場になればなるほどデータ分析能力が重視されています。
応用スキル3. マネジメント能力
マネジメント:組織が持つ経営資源(ヒト・モノ・カネ)を効率的に活用し、経営上の効果を最適化しようとする手法
異なる能力や特徴を持つ複数のスタッフをもってして共通の目的を達成するためには、優れたマネジメントが極めて重要。
店長など組織をまとめる立場ではない
セレクトショップ「RINKAN」を運営する未来ガ驚喜研究所では、店長など責任者に任命された社員には「マネジメント研修」を行い、マネジメント能力の育成を図っています。
応用スキル4. クリエイティビティ
未来ガ驚喜研究所が運営する「RINKAN」や「Archive Store」で過去に実施されたイベント


ショップ・ブランドによって異なりますが、イベントなどの実施を積極的に行うところでは「クリエイティビティ」も大切。
何か課題がある時、その解決策としてイベントやプロモーションを行うことも少なくありません。そのようなイベントを企画する時には、クリエイティビティが求められます。
また、近年ではSNSを活用したデジタルマーケティングも盛ん。SNSを使用したマーケティングでは、目的に対して正しい手段を導き出し実現する発想力・創造力が求められることも少なくありません。
セレクトショップ「RINKAN」でも、SNSマーケティングを活用しています。